昔のハワイを懐かしんで

オアフ島、なかでもワイキキはビックリする位のスピードで変わっていく。建物の建設などは、Coming soonとあっても一年以上完成しないなんて日常茶飯事なんだけど、全体としての変化のスピードは早いように思う。


1年経って訪れると、以前の面影が全くないなんて事もよくあることだ。再開発が進み、綺麗になっていくのは嬉しいが、ゆる~い時間の流れていた昔のハワイがどんどん無くなっていくのも、少し寂しいものだ。

お世話になったBorders Books &Music

ハワイで最初に魅了されたのHawaiian Musicだ。トロリーの中で、お店の中で、色んな場所で流れている。
輝く太陽、日本ではお目にかかれないような真っ青な空、心地よいトレードウインドにピッタリの心地よい音楽だ。

初めて買ったCDは、IZことIsrael Kamakawiwoʻole。IZの歌声はとても甘くて心に染み入るような優しさだ。38歳という若さでこの世を去ってしまい、とても残念で悲しい。

HAPA、Kealiʻi Reichel、Brother Cazimero、Natalie Ai Kamauu、等など、色々なミュージシャンのCDを次々購入した。
ワードセンターのBordersでいつもまとめ買いをしていた。

Bordersではお店に置いてあるCDのほとんどが視聴出来た。片っ端から気になる物を試して、行く度に10枚以上は購入していた。
レジで店員さんに「この人、どんだけHawaiian Music好きなの~」って感じで笑われた事もあったっけ😅

Bordersは凄く冷房がきつくて、30分も居たら、体の芯まで冷えてくる。何度も夫に買うつもりの商品を持っていてもらい、外に暖を取りに出た記憶が・・ 常夏のハワイで笑っちゃうよね。

そのお世話になったBordersが2011年に閉店してしまった。確かに今はAmazonでも買えるし、CDを買うよりもダウンロードする人の方が多いから、実店舗は必要ないのかもしれないので、仕方がないのだろうな。

昔の面影は全くないINTERNATIONAL MARKET PLACE

INTERNATIONAL MARKET PLACEは、2016年にリニューアルオープン。全く前の面影はなく、ものすごく垢抜けたお洒落な空間になっていた。

昔のINTERNATIONAL MARKET PLACEのバニアンツリー
昔のINTERNATIONAL MARKET PLACEのバニアンツリー
工事中のインターナショナルマーケットプレイス 完成予想図
工事中のインターナショナルマーケットプレイス 完成予想図
リニューアルしたINTERNATIONAL MARKET PLACE
リニューアルしたINTERNATIONAL MARKET PLACEのバニアンツリー

上2枚が、リニューアル前のインターナショナルマーケットプレイス。中央付近にあった樹齢100年を超える、大きなバニヤンツリーと滝の写真。小さな露店が所狭しと並び、雑多な感じだけれど、活気があってなんだかワクワクする場所だった。

昔のINMは、ガイドブックには、通路が入り組んでいて、スリには十分気をつける様に、と載っていた。そういえばHawaii 5-Oという海外ドラマで、犯人がここに逃げこんで、スティーブとダニーが追い詰めるシーンがあったな。

リニューアルしたINMだが、バニヤンツリーは伐採されずに残っていた。でも無理無理残した感があり、周りの洒落た建物と、なんだかしっくりこない。

Blue Water Shrimpのガーリックシュリンプのプレート
Blue Water Shrimpのロブスター&ガーリックシュリンプのプレート
Blue Water Shrimpのガーリックシュリンプのプレート

ここのフードコートの中にBlue Water Shrimpというお店があった。もともとはフードトラックで大人気で、出店してきたのだ。

上の写真は出来た当初のガーリックシュリンプのプレート。最初はサラダもオゴ(アヒポケに入っている海藻)入りで、デザートに一切れのパイナップルとマフィンがついていた。

下の写真は数年後のものでちょっとサービスが少なくなっていた。ただ、ここにお店があった時は、プレートランチ屋さんには珍しく、お皿がコレール(プラスチック製だが陶器に近い)っぽいもので、他とはちょっと違い、ちょっぴり高級感があった。

何年前だろうか、10何年前位だろうな。ここで遅く、たぶん2時頃にランチをいただいたことがあった。その時に町内会、いや、老人会の様な集まりがあり、フラショーをやっていた。


フードコートには常設の小さなステージがあり、夕食時にはよくHawaiian Musicのライブが行われていた。

そのステージで、地元の女子大学生がボランティアで歌い、ミュージシャンも参加してのフラショーをしていたのだ。

ダンサーはKupunaさん達(ハワイ語で年配の女性)で、入れ替わり立ち替わり、踊れる曲が流れると、ステージに上がって披露してくれる。

確かにお年をめしてるので、アップダウンもないし、腰の揺れもあまり無いのだが、満面の笑みで体中から楽しさが伝わってくるようなHulaだった。見ているこちらまで幸せな気分になる、本当に素敵な踊りだった。

見ているおじいちゃま達もやんやの大喝采で、大盛り上がり! 私も年を取ったら、こんなフラダンサーになりたい、いつまでも笑顔で踊っているぞ、と密かに心に誓った。

2013年 Blue Water Shrimpのロブスター&シュリンプのプレート
2013年 ロブスター&シュリンプのプレート
2014年 Blue Water Shrimpのガーリックシュリンプのプレート
2014年 ガーリックシュリンプのプレート

話は逸れてしまったが、Blue Water Shrimpは、アラモアナショッピングセンターの1F、マカイマーケット(Makaiはハワイ語で海側を意味する)とヒルトン ハワイアン ビレッジ内に店舗を構えている。

今では閉店してしまったよく行ったお店

ワードセンターにあったKUAʻAINAとKAKAʻAKO KITCHEN。
KUAʻAINAは2015年に、KAKAʻKO KITCHENは2020年に閉店してしまった。

KUAʻAINはノースに行けばあるのだが、車がないとなかなか難しい😓 2016年に渡ハした時に知らなくて、ワードセンターに行って、もぬけの殻になっているのを見て、大ショック😲 もう既に口はハンバーガーの口になっているので、えいやっとノースまで車を走らせた。どんだけ食べたいねん?

KUAʻAINAワードセンター店 アボカドバーガー&オルテガバーガー
ワードセンター店にて アボカドバーガー&オルテガバーガー
ワードセンターにあったKUAʻAINの跡
ワードセンターにあったKUAʻAINの跡
KUAʻAINA Haleiwa店
ノースショア ハレイワ店
ハレイワ店店内
KUAʻAINA Haleiwa店 店内
アボカドバーガー&単品のフレンチフライ
KAKAʻAKO KITCHEN ソテードマヒマヒプレート 2012年
2012年
KAKAʻAKO KITCHEN ソテードマヒマヒプレート 2016年
2016年

KAKAʻAKO KITCHENは、3360オンザライスという、ハワイアンキュイジーヌ店がプロデュースするプレートランチ店。
通い始めた頃は、いつも超満員で、店内のテーブルは少なめなのだが、外にかなりの席があった。が、空いている席を見つけるのが大変な位の人気店だった。

上の写真はSauteed Mahimahi with lomilomi tomato butter sauce、日本語にすると、マヒマヒという魚のソテー、軽く揉んだトマトの入ったバターソース添えというところかな。白米を玄米に、マカロニサラダをグリーンサラダに変更してる。

ここのグリーンサラダのドレッシングがとても美味しい。 たぶんマンゴーが少し入っている様に思う。私はこのプレートが大のお気に入りだった。

2012年より前の写真がないのだが、前はもっとボリューミーだった。この2枚を比べてみても、4年の間に入れ物の大きさもだいぶ小ぶりになり、グリーンサラダの葉物の種類も減り、メインのボリュームも少なくなって・・・

お客さんも年ごとに減っていってたので大丈夫かな?と危惧してたのだが、嫌な予感が当たってしまい2020年に閉店となってしまった様だ。

キングスビレッジKingsvillageも取り壊された

キングスビレッジは、ハイアットリージェンシーの裏手にあった商業施設。
可愛らしいお城のような建物で、石畳の回廊造りになっており、規模は小さいがレトロな雰囲気で、他のショッピングセンターとは少し赴きが違って面白かった。

約45のレストランやショップが入っていた。

うちはここの1階にあったバーガーキングを最初の頃、朝食やランチとして、よく利用させてもらった。

あと2階にあったRoyal Selectionで時々お買い物をしていた。ここはウェッジウッドWEDGWOODやマイセンMEISSEN、スワロフスキーSWAROVSKI、アメリカ本土で人気があったヴェラブラッドリーの鞄などを取り扱っていた。

夫はウェッジウッドのジャスパーのカフスやタイバーを集めている。今ではあまり生産されてないらしく、このお店ではアンティーク物も入荷するので、気に入った物があれば買い求めていた。とはいえ高価なのでそんなには持ってはいないのだが😅

WEDGWOODのジャスパーのタイバーとカフス
コレクションの一部

このお店では秋にウェッジウッド卿が来店されて、購入した方に、その商品にサインをしてくれるというイベントがあった。ある年にお店を訪れ、卿が来られた後だが、カップ&ソーサーを買い求めた。

なんとラッキーなことに、普段は買った人のみサインしてもらえるのだが、どういう経緯か不明だが、卿がサインしたものが残っていたのだ。しかも、これはハワイ限定品。こんな幸運な事もあるんだね。

夕方の衛兵交代式

キングスビレッジの衛兵交代式
キングスビレッジの衛兵交代式
キングスビレッジの衛兵交代式

毎日夕方の6時になると、衛兵交代式が執り行われていた。なかなかの人気で、ハワイでこの様な儀式が見られるのも一興だった。

2019年1月31日に残念ながらここも閉鎖され、その隣の土地と併せて、ヒルトングランドバケーションがコンドミニアムを建設することになった。

クヒオ通りKuhio Ave.にあったペリーズ・スモーギー

ペリーズ・スモーギーはクヒオ通りとカネカポレイ通りの交差点にあった、朝、昼 晩、三食共ブッフェのレストラン。お店はかなりゆったりとしていて、テラス席もあり、中庭を見ながら食事の出来る気どらないレストランだった。お値段もワイキキにあるにもかかわらず、リーズナブルでよく利用していた。

ここもいつ行っても長蛇の列で(広いのでそれ程待たされることもなかった)料理の種類もそこそこ多く、お味はまあお値段なりの物だが、人気もあったのに2009年に閉店してしまった。

ここでの思い出は、うっかり追加の料理を取りに行く時に、二人一緒に席を立ってしまい、テーブルに置いていた別のお皿の料理をめがけて鳥たちが群がって、周りの席の人達に大笑いされたこと😅

この後にマキティというキティちゃんとのコラボブッフェレストランが開店したが、これも2016年3月閉店。しばらくはフードトラックが営業していたみたいだが、隣のフードパントリーも取り壊されて、コンドミニアムが建設されるという。

本当にワイキキはコンドミニアムの建設が多い。そんなに建てて大丈夫なのか?と思うのだが、もちろん勝算あってのことなんだろう。

思い出はつきない

つらつらと昔を思い出しながら書いていると、どんどん色々な事が頭の中に蘇ってくる。まだまだ書きたいことは沢山あるが、随分長くなってしまったので、今回はこれ位で取り敢えず終了とするかな。

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