幻の桜、満開を見ると千の願いがかなうという千眼桜と勝持寺へお花見に🌸 

今年も桜の季節がめぐってきた。昔はこの季節になると心がウキウキ、なんとはなしに気持ちが高揚していたのだが、50歳位からかなぁ? 何故かしみじみとした心持ちになってしまう。

「今年も桜が見れた・・・あと何回桜を見ることが出来るのだろうか?」などと感慨にふけってしまう自分がいる。お正月でもなく、誕生日でもない、何故が桜の季節になると、生きていることを実感してしまうのである。

季節の変わり目で自律神経が乱れるのに影響されるのかもしれない。とにかく、今年も無事この季節を迎えることができて良かった。

Google先生おすすめの京都の郊外の桜の名所

京都市内、とりわけ有名どころの桜の名所は、とにかく混む!混む! 桜を見ているのか、人を見ているのかわからないくらい混雑する。コロナで少しは人出も減っているのかもしれないが、ちょっとなぁと出掛けるのはためらわれる。

そんな時に、Googleおすすめの記事を見て、京都市西京区の大原野神社と勝持寺にお花見に行くことにした。大原野神社には『千眼桜』という有名な桜の木があるという。

毎年4月の上旬に満開になる一重の枝垂れ桜だ。たくさんの花芽をつけることから千の字がついているという。また、開花してから満開までもあっという間で、しかも満開の期間が3日ほどと短いので、幻の桜とも呼ばれているらしい。

満開を運良く見ることができたら、千の願いがかなうとも言われている。神社のHPの4月4日付けの記事に開花を確認、6日ごろには満開かもしれない、とあった。

7日は用事があるので、6日に行こうということになった。当日は、お天気もよく、春の日差しが暖かい、絶好のお花見日和だ。

大原野神社

大原野神社入口
大原野神社入口

何時から拝観できるのかHPには記載がなかった。お隣の勝持寺が9時半に入れるので、それに合せて到着するように車を走らせた。神社の拝観そのものは無料となっている。駐車場は30分無料で、以後30分ごとに200円で最大600円だ。

駐車場のお向かいに、「草もちこばやし」さんの看板を発見!よし、帰りに買って帰ろう💕 
まだ桜も見てないのに、食いしん坊だね、私って😅

大原野神社千眼桜
大原野神社千眼桜

大原野神社 千眼桜のアップ
大原野神社 千眼桜のアップ

お目当ての千眼桜は、ほぼ満開状態。平日の午前中ということで、ほとんど人はいない。来てるのは年配者ばかりだ。というか、私達もそっちのカテゴリーかな、ハ、ハ、ハ😆

大原野神社 千眼桜のアップ
大原野神社 千眼桜のアップ

千眼桜は、枝垂れ桜なので、背丈はかなり低い。人が入れないように囲いはあるのだが、低い囲いなので、顔を近づけて、目の前で花を見ることが出来る。かなり薄めの桜色で、可憐で、はかなげな風情のお花だ(あくまでも私の感想です)。

大原野神社 鯉沢の池
大原野神社 鯉沢の池
大原野神社 鯉沢の池
大原野神社 鯉沢の池

大原野神社パンフレットより
大原野神社パンフレットより

千眼桜の横には、鯉沢の池がある。この池には蓮が植えられており、5月中旬頃から白い花を咲かせ、池にかかる赤いアーチ状の橋との景色がモネの『睡蓮』様だとの噂もあるやなしや・・・

蓮の花は、朝、明るくなると開き、昼になると閉じることが多いので、午前中に見に行くのがいいそうだ。

そして、池のほとりにたたずむ木、何の木かはわからなのだが、ご神木なのだろうか?
しめ縄が巻かれているのでそうかもしれない。太陽が枝の間から差し込み、なんかいい感じに撮影出来ている気がするのは私だけか?

大原野神社 三の鳥居
大原野神社 三の鳥居

大原野神社 本殿
大原野神社 本殿

大原野神社 孔雀椿
大原野神社 孔雀椿

千眼桜をじっくり観賞し、そしてその奥の鳥居をくぐり、本殿にお参りをする。本殿の階段の足元に、孔雀椿という珍しい椿が花を咲かせていた。椿は、葉っぱも花も、ぽってり丸~くて、冬に咲くものと思っていたのだが、この椿は、葉も花も細長くて、今時分に咲く品種だそうだ。

本殿でお参りをした後、今年、私は前厄だそうで、厄除けのお守りを横の授与所で購入。夫はそういうのは全く信じないタチだが、私は結構気にするタイプなので、まあ、持っているだけで気持ちが落ち着くならいいよね。

勝持寺へ

大原野神社から勝持寺に抜ける近道
大原野神社から勝持寺に抜ける近道

大原野神社から勝持寺に抜ける近道

その後、参道の横から勝持寺に抜ける近道があり、歩いて7,8分とあったので、こちらを通って行こうということになった。木々に囲まれ、鳥のさえずりが聞こえ、爽やかな風が吹き抜け、気持ちいい。

向日市から京都市西京区あたり、乙訓地方は竹林で有名なところ。この季節は朝堀りの筍をあちこちで販売している。勝持寺に抜ける近道にも、竹林があり、すがすがしい景色を堪能することが出来る。

勝持寺山門
勝持寺山門

抜け道を過ぎ、勝持寺の山門から入口までが、かなりの急坂だ。上の写真は、抜け道から参道に入った所から山門を見下ろしたもの。この先がすごい坂道だった。日頃の運動不足がたたり、息があがり、ゼイゼイ、し、しんどい。

勝持寺(花の寺)
勝持寺(花の寺)

勝持寺の桜
勝持寺の桜

勝持寺の桜
勝持寺の桜

やっとの思いでお寺に到着。今まさに満開を迎え、見頃の桜の木々。頑張って上ってきたかいがあったわ。この時は誰もいなかったので、そよ風に吹かれて、ゆっくりと桜を堪能することができた。

さあ、来た道を戻って帰ろう。って、帰り道の方が、神経を使うやん😖 めちゃくちゃ後傾になりながら、一歩一歩確かめながら歩をすすめる。ここでこけたら下まで止まらないぞ。

自粛生活のツケがこんなところにまわってくるとは😱 もうちょっと運動をせねばならないなぁ。

まあ、いい汗💦かいて運動になったので、それはそれで良しとするか。で、草餅を買って(あんこの入った草餅と、餡なしのよもぎ餅があり、もちろん私はあんこ入り。よもぎは西山の里で摘んだものだそうだ)帰路についた。

草餅こばやしの草餅
草餅こばやしの草餅

家に着いて、「3時まで置いておいたら、お餅が固くなるかもしれないし」ということで、さっそくいただくことに。煎茶をいれて、家にあったきな粉を追いきな粉して、美味しくいただいた😋

甘さ控え目で、よもぎの香りと味がしっかりとした草餅でした。

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